マキタの充電式インパクトドライバー TD090DWSPWを買った

ずっと使っていた安物の電動ドライバーが棚を自作していた時に壊れてしまったので、新しくマキタの「充電式インパクトドライバ TD090DWSPW」を買いました。選ぶまでの経緯と使い心地の感想です。

E-ValueのE-300AC

壊れたのは、E-Valueというメーカー(ブランド?)のE-300ACという安価な製品です。数年前に近所のホームセンターで2千円ちょっとで購入しました。これ以前はやはり2千円ちょっとの充電式ドライバーを使っていましたが、電池がすぐにヘタって作業途中で使えなくなることに不便を感じていたのでコード式に買い替えました。
値段の割に使いやすく、コレはコレでそれなりに重宝していましたが、いかんせんパワー不足でクラッチがないために、ちょっと無理をさせた時に中のギア(プラスチック製)が破損して使い物にならなくなってしまいました。

E-Value 電気ミニドリルドライバー E-300AC(Amazon)

たまにしかDIYをやらないとはいえ電動ドライバーが無いのはとっても不便、修理できたとしてもまた同じトラブルに見舞われるのも面倒なので、いっぱい貯まっていたYahoo!ポイントを使ってグレードアップすることにしました。新しく買う条件として、信頼できるメーカーのリチウムイオン電池の充電式インパクトドライバーを考えました。

ケチるなら劣化が著しいニッカド電池を避けてコード付きを選ぶところですが、ある程度の価格であればコードが邪魔にならず取り回しの良い充電式がうれしいです。

マキタの「充電式インパクトドライバ TD090D」

ドリルビットも使いたかったのでインパクトドライバーでなくても良かったのですが、くるくる回すチャックが煩わしいのでそういったドリルドライバは候補から外しました。

一応説明させてもらうと、インパクトドライバーとはネジを締めたり緩めたりする時に回転と同時にガンガンと打撃(衝撃=インパクト)を与えてより強くネジを回せる代物です。衝撃が強いのでドリルでじっくり揉むのにはあまり向いてないです。

余談ですが、もともと「インパクトドライバー」と呼ばれる、ハンマーで叩いて使うドライバーがあります。叩いた衝撃で少しだけ回る仕組みになっていて、錆びて固くなったネジを緩めたりするのに使います。子どもの頃家にあったのは結構高かった記憶がありますが、今は安いのをたくさん見かけます。

Amazon 手動式インパクトドライバー


ま、そんな経緯があったうえでネットショップを方々渡り歩いた結果、国内有名メーカーの充電器セットとしては最安に近いこのマキタを選びました。プロっぽい方から素人っぽい方まで色々レビューも見ましたが概ね良好です。

他に同じような価格のパナソニックやマキタのスティックタイプも検討しましたが、電圧が低かったのと、スティックタイプはコンパクトだけどちょっと使いにくい記憶があったのでやめました。数万円もする高価なドライバであれば、電圧も高くてパワフル、電池に汎用性があって掃除機やノコギリに使いまわせるなどメリットがありますが、自分にとっては費用対効果がとても低いのでこの辺りのプロ用も却下しました。

マキタの「充電式インパクトドライバ TD090D」

送料無料で1万円ちょっと、さらに貯まったYahoo!ポイントを5千円分くらい投入して購入しました、イェイ。
内容物は、本体と充電器、バッテリ、プラスの両頭ビット、ソフトケース、説明書です。

TD090Dのソフトケース

充電器と一緒に収納できるソフトケースは便利です。説明書その他を入れるメッシュポケットとビットなど小物を入れるポケットが付いてます。頻繁に使う時にはいちいち片付けてらんないですが、この手の道具はかさばるので狭い家では助かります。

マキタの充電式インパクトドライバー TD090DWSPW

本体は、前に使っていた安物に比べればそりゃ大きくて重いですが、プロ用の14.4Vとかと比べればコンパクトです。手があまり大きくないからか下手なのか、仕事で大きいのを使っていた時はバランスを崩してネジから外すこともあったので小さい方が好みです。手の小さなDIY女子にもオススメです。

実際に使ってみて、DIYで木用ネジばかり使ってる分には持て余すパワーです、当たり前でしょうが。安物から乗り換えたばかりの身としては、ワンバイフォーのパイン材とか下穴をちゃんと開けとかないと誤って割りそうになっちゃいます。よほどパワーが必要なプロでない限りは十分なトルク(回転力)だと思います。

スピードは、トリガーの強弱である程度コントロールが出来ます。少しだけ握るとゆっくり回せます。回転切り替えのスイッチは、トリガー操作だけの安物に慣れているので正直まだ煩わしいです。慣れればパパっと片手で切り替えできそうです。

個人的には、インパクトドライバーは固いネジを緩める時のほうが便利に感じます。試しにネジ100本以上使ってる自作品をバラしたのですが、あっさりと終わらせることができました。結構固いネジもありましたが、ネジ回しが速いと解体作業がラクです。電池も全然余裕です。

TD090DのLEDライト

LEDライト。
どこかのレビューで「回さないと点かないのであまり役に立たない」と書かれていましたが、一度点灯するとしばらく(数秒)そのままなので、先に少し回して点灯させてからネジ締めすると問題ないです。安物を使っていた時は暗すぎて全くアテにしてなかったLEDライトですが、十分な光量でとっても便利です。

暗い中でのTD090D

蓄光でしょうか、暗い所では先っちょがうっすら光ります。真っ暗でも見つけられるよってことなのでしょう。

マキタの充電式インパクトドライバ TD090Dの付属のプラスビット

付属の両頭プラスビット。普通にDIYならこれだけで十分です。昔は安物のプラスドライバー買うと先端部分がダメダメなことも多かったですが、今は謎メーカーでもそこそこ使えます。それでもやっぱり有名メーカーのは食いつきが良く使いやすく感じます。

充電時間も数十分(50分とか)だし、今のところ不満はないです。が、そういえばまだドリルビットを付けて使ってません。また何かあったら書きたいと思います。