カーナビの日除けに、100円ダイソーの材料を使ってバイザーを自作。材料費は税抜300円、かかった時間は数時間程度、道具は100円では信用できないのでハンダゴテとかいろいろ普通のヤツ使いました。
うちの車のナビ周りは湾曲していて汎用的なカー用品のバイザーは合いません。それでも日差しが強い時には画面が見ずらいので何かしらの日除けがいります。以前も100円のクリアファイルブックの表紙を使ってチャチャッと作ってましたがそれが壊れたので作り直しです。
ちなみにちゃんと作るなら、今なら3DプリンタとかFRPとかそれなりの素材で形作って、周囲のカーボン調に合わせて水転写シートにクリアのトップコート塗装、的なことやろうかなとも考えましたが、正直こんなもんにそれほど手間と時間をかけたくないなと思ったので今回もダイソーで買ってきた材料で済ませました。FRPとか水転写シートとかももし機会あればこのブログで挙げます。
今回のメインの材料はダイソーのポリプロピレンシート(厚さ1.2mm)、ダイソーのカーボン柄デコレーションシート。あと写真はないけどクッション付きの両面テープの3点です。
まずは貼り付けるところの型取り。三次曲面でフィットさせるにはカーブを取らないといけません。こういう時に便利な「型取りゲージ」というものもあるんですが持ってないので自在曲線定規というものを使ってだいたいの曲線を取得。
型取りゲージに比べるとそれほど正確ではないので、定規のカーブをもとに型紙を作って微調整。今回買った材料のパッケージを使用。
念のためスキャンしてイラストレータでデータを保存。また作り直す時にはこれを使います。
型紙から切り出したポリプロピレンシート。今さらですが、実はポリプロピレン(以下、PP)の工作はちょっとやっかいです。
PPは、柔軟で割れにくく耐油性があるので、工具入れとか釣りのルアーケース(※)なんかにも使われています。反面、一般的な接着剤とかはほとんど使えず、プラモデル用の接着剤はもちろん瞬間接着剤もくっつきません。
ソフトルアー(ワーム)は放置すると油が出て、耐油性のないプラスチックを侵します。だから、昔のPP製のタックルボックスにはWormProof
(ワームプルーフ)と明記されているものも多くありました。
なので、ハンダゴテで熱して曲げ加工することにしました。ほんとうは樹脂用のハンダゴテとかもあるみたいです。まっすぐ加工できるよう適当なガイドを置いて内側を熱して少しずつ曲げていきます。
車内には両面テープでくっつけるので、のりしろを加工。適当な大きさに切ったシートを少しずつ溶かしながらポリプロピレン同士で溶着。
ただ溶かしてくっつけるだけでは心もとないので細く切った切れ端を溶接棒にして補強。
そのほか、適当にのりしろを加工したら成形終了。一応ヤスリがけしましたがほとんど見えないのですぐやめました。
カーボン調のシールを貼り付け。普通、カッティングシートやカーフィルムなんかは熱で加工しながら湾曲した所に貼ることもできます。その場合収縮する方向も決まってたりするんですが、こういったよくわからんシートではそういったことも期待できないので素直に切り込み入れながら平面に貼っていくことにします。試しに熱してみたらカーボン調の模様が消えてただの黒いシールになりました。
内側には重ね貼りをして対応。まぁ、100円の材料だったらこんなもんでしょうね。カーフィルムやカッティングシートも機会があればブログにします。
あとは両面テープで車内に貼り付けたら完成。気に入らなくなったら今度こそはちゃんと作ります。