賃貸の和室にある押入れの戸に子どものお絵かき用の黒板を作りました。押入れの戸は、前回の壁紙を貼ったものと同じ自作の戸です。せっかくなんで黒板には磁石もくっつくようにマグネット塗料も使いました。
黒板の材料
自作の戸の材料は省いています。戸の材料は「和室にある押入れの襖を洋室っぽく自作」の記事に書いています。
黒板塗料
(ターナー 水性 チョークボードペイント 黒)
水性の黒板塗料(チョークボードペイント)です。他シリーズも含めて同メーカーで多色展開されているのですが、緑色も含めて「何かちがうなぁ」と思ってしまったので無難に黒にしました。
マグネット塗料
(ターナー色彩 マグネットペイント(磁石がつく水性塗料) 黒)
高くて少々悩んだ結果、せっかく作るなら磁石がくっついた方がいいよねと思って使うことにしました。塗布面積の割に値段が高く磁力もそれほどでもないので、個人的には無理に塗らなくても良いと思います。
チョーク
(日本理化学 ダストレスeyeチョーク)
近所の量販店でも安く売ってるんですが、ネットで塗料を買う時の送料合わせで一緒に購入しました。「ダストレス」に魅力を感じたんですが、黒板の塗面が結構荒くなってしまったせいか、粉はそこそこ出ます。
下地処理
(セメダイン かべパテ)
塗料を塗るベニヤの凸凹が気になったので目止めのために買いました。が、広い面に使用するとパテ研ぎが大変なので、下地処理が必要なら別の方法をオススメします。
今回黒板にするベニヤ板(ラワンベニヤ)は結構木目の凸凹があったので先に目止めすることにしました。壁用の水性パテを使いましたが、パテ研ぎが大変なので他の方法をオススメします。それほど凸凹がない、普通の木材や合板なら目止めは必要ないかなと思います。
畳1畳分ほどの広さにパテを塗るのはとってもメンドイです。塗面の下地としては結果良いものになりましたが、もっといい方法が他にあったと思っています。
塗るのも大変ですがパテ研ぎはもっと酷いです。空研ぎなので病気になりそうなぐらい粉だらけになりました。作業も大変、後片付けも大変、こんな作業をDIY女子に勧められません。
塗装の準備。塗料のほか、100均ダイソーのペイントトレー、ローラー、養生するためのコロナマスカー、マスキングテープを用意。
マグネット塗料。説明書きでは3回塗りの塗布面積が500mlで0.9〜1.2m²らしいのですが、ケチって1本で1畳分くらい塗りました。
マグネット塗料。ペイントローラーで塗るにはちょっと粘度が高いです。夏の暑い日に塗ると乾きが速くて塗面が馴染みにくかったです。ちょっと時間かかりますがハケで塗った方がいいかもしれません。
マグネット塗料。夏の日の下では数十分で触れるくらいにまで乾きました。漆喰っぽい小さな凹凸が出来てしまいましたが、この広い面をペーパーがけするのはすごく面倒だし磁力の事を考えると勿体ないので、そのまま黒板塗料を塗ることにしました。
黒板塗料。マグネット塗料と同じくらいの粘度ですが、裏書きによるとこちらは2割くらいの水で薄めて使用するらしいです。
黒板塗料を塗った直後。マグネットの塗面の凹凸が出てしまいました。凸凹が酷いとチョークの粉が出やすくて少し消しにくいです。もう少しスベスベな方がいいと思うので、マグネット塗料を使う場合は下地の凸凹に気を付けたほうがいいかもしれません。
次の日、すっかり乾いているのを確認して戸を取り付けました。3歳の子どもにチョークを渡したら、さっそく闇を感じさせるような絵をたくさん書いてくれました。
ダストレスチョーク。ちょっと凸凹が多いせいか結構粉が出ます。消す時は濡れタオルを使います。坊やが延々書きなぐったせいで周りが粉まみれになってしまいました。おかげで待ち望んだ黒板がやっと出来たというのにママにチョークを隠されてしまいました。
濡れタオルで拭いて消しても若干汚れが残ります。まぁこのぐらいの使用感があるほうが見た目はいいんじゃないかと思います。
100円ショップの磁石を貼り付けてみました。前にホームセンターでマグネット塗料のサンプルを触ったことがあったのであまり期待してなかったんですが、やっぱり磁力は弱いです。少しケチったとはいえ、おそらく説明書き通りの量を塗っても満足ある磁力は得られそうにない印象です。
この黒板は襖の代わりになる引き戸なので最後に取手を付けました。前に作ったキッチンキャビネットで使ったものの余りです。
今回の黒板は、襖の戸の自作から始まっているので、原状回復を考慮した賃貸の和室の洋室化としてもいい感じでオススメです。どなたかの参考になれば幸いです。