「キッチンキャビネット」の続き、引き出しを作ります。とりあえず「分別ゴミ箱」のところは後回しにして、収納部分の引き出しからかかります。難易度上がって億劫になったのでほったらかしにしてたら未完成のままホコリかぶってます。
5. 引き出しを作る
引き出しは、3列×4段で、ひとつが約410×165mm(前板)の大きさです。右下の引き出しは一つだけ2段分の深型にして、分別のゴミ箱を入れる2ヵ所は3段分の高さにします。
分別用 |
分別用 |
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深型 |
5-1. 材料
引き出しの材料は、
前板と横板 … SPFのワンバイ材
背板 … 10mm厚の杉板
底板 … 本体の背板と同じ5.5mm厚のMDF合板
です。
杉板は、横板にも使おうと思って用意しましたが、スライドレールの取り付けには薄すぎるということで背板だけ使うことにしました。
そして、引き出しの取り付けにはスライドレールというものを使うことにしました。作りをカンタンにできて位置決めしやすく開閉もスムーズなので素人にはありがたいです。スライドレールは、奥行きに対して短すぎると引き出しの開口部が狭くなってしまうので、なるべく長いサイズを選びます。今回は内側の奥行き(320mm)にかなり近い310mmを見つけることができました。
5-2. 引き出しの組立て
底板のMDF合板を切り出します。サイズは奥行きが本体から10mm引いた310mm、幅は左右のスライドレール各10mmを引いた370mmです。切り出したらドリルでネジ穴を開け背板と横板を取り付けます。
底板に背板と横板を取り付けたところ。本来であれば背板と横板にミゾを切って底板を差し込む構造がいいと思いますが、カンタンなネジ止めにしました。写真でわかりにくいですが、前板だけにはミゾを切るので底板が少しだけ(2mm程度)はみ出ています。
前板はダボと木工用ボンドで付けることにします。横板の前側にダボ穴を開けます。それにしても今回買った横板のパイン材は反りがひどくてたいへんでした。
こちらは深型。横板はウチにあったワンバイ材の端材です。
5-3. 前板の位置決め
前板の位置決めをするために、先に本体側にスライドレールを取り付けます。素人なんで、寸法通りのつもりでも斜めになったり隣りに当たって閉まらなくなったりしそうなんで、実際の位置を確認しながら前板を付けられるよう仮組みをするのです。写真は、スライドレールが水平になるよう板に載せて取り付けているところです。
前板の位置決めに使うのが、ダボマーカーです。こいつを先ほど空けた横板のダボ穴に差し込んで使います。
仮組みしたところ。ダボマーカーをはめ込んで前板を押し付けます。あ、そうそう、押し付けた時に引き出しが一番奥まで閉まらないよう本体との間になにか板のようなものを入れとかないといけません。
前板の裏側にはダボ穴ともう一つ、底板が引っかかるためのミゾも切っておきます。溝切りカンナというものを使います。ちょっとしたミゾを掘るだけなんでそれほど難しくないはずですが、ウチにあったのは底板よりも細い5mm幅のカンナだったので「2回に分けて太いミゾを掘る」というちょっとメンドイことになりました。
前板の裏側。ダボの取り付けとミゾが出来たら木工用ボンドで接着します。
とりあえず引き出し完成。
5-4. 塗装して取り付け
出来た引き出しを鉄脚テーブルの時と同じワトコオイルのドリフトウッドで塗装します。すんげぇ適当に作った自負がありましたが、オイルステイン塗ったらなんかそれっぽくなってきました。
引き出しを取り付けました。パッと見、それらしくイイ感じですが前板の木がボロすぎて目につきます。こんなことならもう少し材料を吟味すれば良かったです。あと、テーブル以外にも使ってるワトコオイルのドリフトウッド、ちょっと飽きてきました。ところで、いつも写真汚くてスミマセン。
前板の木材ボロすぎ。
深型の前板は、1段の前板と同じサイズのものを2枚使っています。前板の裏側にはMDF合板の端材を貼り付けて隙間を埋めています。
次は最後、分別のゴミ箱を入れる引き出し作ります。