新一年生の子ども用にランドセルラックを自作。忙しくて入学に間に合いそうになかったので通販で買うつもりでしたが、コロナで休校になりテレワークで子どもの面倒を見るようになったのでその時間を使って作りました。
仕様
材料
ワトコオイル入れても材料費は2万円かからないくらい、通販でよくある中国製のランドセルラックと同等の予算です。丸ノコ買ったりしましたが、道具は材料費に含んでません。
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ラジアタパイン集成材 … 長さ1820x幅910x厚さ18mmx2枚。
地元のホームセンターで2枚で一万円程度、中国製でした。国産や北米産が出回っているかわからないですが、あればおそらく5割程度は高くなるんではと思います。 -
赤松集成材 … 長さ900x幅150x厚さ9mmを1枚。
引き出しの側板に使用。ホームセンターでサービスでカットしてもらいました。 -
MDF合板 … 背板と引き出しの底板用に5.5mmのものを一枚。
4mmのベニヤ板とかでもいいと思います。家では他にも使う用途があったので大きい一枚を買ってカットして使いました。 -
ワトコオイル … ダークウォルナットの1Lを購入。
このランドセルラックに使っても半分ちょっとは残ったと思います。 -
金具 … フック、引き出しの取っ手、ハンガー部のパイプ受けなど。
ランドセルをかけるフックや取っ手は、最近色気づいた地元のホームセンターのインダストリアルっぽい特設コーナーで買いました。若干高めですが金具で雰囲気は変わります。 - その他 … キャスター4つ、蝶番、ハンガーパイプ、ネジやカッティングシートなど百円〜数百円程度の小物は都度用意しました。
サイズ
高さ960x幅620x奥行き380mm
通販で見られるものを参考に、材料から切り取りやすい寸法で上記に落ち着きました。材料から切り出す際の型紙もあるんですが、他に予定しているものと一緒にしてカットしたので混乱を避けるため割愛します。
※本立て部分の縦板は一つ減らしました。
1. 材料のカットと処理
まずは買ってきた板材をカット。お店でもカットはしてもらうんですが、細かいところは、買ったばかりの丸ノコ使って自分でカットしていきます。ホームセンターの加工場で細かい指示すんのも面倒だし次に待ってるお客さんもいたりするので、いつもある程度カットに留めてます。
角を丸く面取り
角は尖ったままだと危ないので面取りしていきます。自分で切ったところは粗いので念入りに。ここからしばらくは地味な作業が続きます。プラモデルとかでも最初のヤスリがけとか組み上がる前ってのはどうもモチベーションが上がらない時間ができます。
安全のために、前面に来る部分はすべて丸く面取りすることにしました。工作鉋という小さなカンナで角を取っていきます。なければカッターやナイフでもできますが、真っ直ぐ削ぐのに注意が必要です。
カンナで削ったら80〜120番程度の紙ヤスリで整えていきます。
ヤスリがけしたところ。ササーッとやれば一枚あたり数十秒程度でかなりいい感じになります。とりあえずこの板の第一処理は完了です。
側板の上部を丸くカット
側板の上部を半径80mmの大きさで丸くカットします。売ってるヤツの真似しました。
天面と前面から80mmのところを中心にしてコンパスでガイドを引きます。
ガイドに沿って、まずはノコギリで大雑把に切ります。
2〜3回繰り返すとかなりいい感じになります。
ある程度形になったらヤスリで仕上げます。「のこやすり」という道具があると便利です。
最後に紙ヤスリで仕上げ。一ヶ所、買う前からあったと思われる割れが見えますがこの程度のアラは出来上がったらあんまり気にならんです。
背板をはめる溝切り
もうひとつ、地味で面白くもなんともない作業。左右の側板に背板を通すためのミゾを掘っていきます。
ところが、ゴミ箱付きキッチンキャビネットの引き出しを作ったときと同じく、手持ちのカンナより背板が厚いのです。とりあえず細いミゾを切った後、カッターでミゾを広くしていきます。あーメンドイ、4mmのベニヤにしとけば良かったです。
試しに背板をはめてみて溝切りのチェック。左右よければ終了。若干ミゾが波打ってますがこれも出来上がればそれほど気になりません。
一番下の幕板を加工
前面の下の幕板は、キャスターの回転とロックの邪魔にならないように蝶番で少し前にめくれる作りにします。
蝶番のくる部分をえぐっておきます。
カットと面取りを終えた材料。右にある小さな板は引き出しの側板です。
次はこれらの板材を組み立てていきます。