マキタの丸ノコ「HS300DZ」を買いました。
前に買ったマキタのドライバーと同じ10.8Vの電池で動くのないかなと探して見つけたものです。
うちの近所のホームセンターでは板材を買った時のカットはある程度の回数までサービスしてくれるので、板を使い切れるように型紙ができてる時はいつもお店でカットしてもらっています。ただ、いつも使い切る予定が立てられているわけではないので、余った板材を家でカットできるようにしたいなと常々思ってました。
使ってみた感想
家庭用ということで価格もリーズナブル、電池もインパクトと共通で本人の満足度は高いですが、当然ながら力不足は否めません。用途の目安としては厚さ9〜12mmのベニヤ・合板、パイン材の集成材・ワンバイ材(厚さ19mm)とかになると思います。この辺りならキレイに切れます。ツーバイ材(厚さ38mm)は切れません。
コンパクトで音もそれほど大きくないし、力が弱い分キックバックの反動も少ないので、家庭用として考えるとニーズに合っている商品だと思います。とはいえやっぱり丸ノコなので、手袋しないとか後ろに立たないとか素人なりに使い方の基本はちゃんと守らないといけません。じゃないと血だらけになります。
電池
電池の保ちは、カタログでは一回の充電あたり合板(厚さ12×300mm)約70枚となってますが、あくまで参考値で実際はもっと少ないでしょう。うちのバッテリーはそれほど充電サイクル回してないですが、パインの集成材(厚さ18×900mm)を4〜5回切るとパワー不足で停止しはじめました。連続使用すると電池がかなり熱を持つので冷ましてからでないと充電できないこともあります。充電の間に他の作業ができるので、イライラするかどうかは急速充電器と段取り次第といったところです。
丸ノコ定規を自作
丸ノコを使うにあたって、真っ直ぐ切るための平行定規、丸ノコガイドとか丸ノコ定規とかいう便利アイテムがあるんですが、ケチってこれを自作することにしました。
丸ノコ定規は、切りたい箇所に固定して丸ノコを添わせてカットするっていう使い方をします。
考えたのは、丸ノコのベース(板に接する丸ノコの黒い鉄板部分)の左端をピッタリ沿うようにして進行させると真っ直ぐ切れるように薄い板を二枚重ねるもの。つまりこの丸ノコ専用の定規で、ベースの大きさが変わると使えません。小さいもの(長さ50cm程度)と大きいもの(長さ120cm程度)の2つを作ることにしました。
一応作り方をググってみると、切断面の直線は実機で切って出している先輩さんのブログを見つけたのでそれに倣って作りました。材料は全部うちにある端材、材料代0円です。
1. 薄い板Aの上に薄い板Bを接着
厚さ5mmのMDF板2枚を使いました。あまり厚いと丸ノコの邪魔になって切れなかったり切れる深さが浅くなってしまうのでこのくらいが限界です。薄すぎるとペラペラで危ないのでいい感じの材料がなければ自作しなくてもいいかと思います。クランプで抑えて使うので抑えシロができるように幅に余裕があるといいでしょう。
幅の広い方の板(板Aと呼ぶ)と幅の狭い方(板Bと呼ぶ)の板を用意します。この丸ノコはベース左端から刃までの距離が75mm。少し余裕を持たせて、板Aの右端から80〜100mm程度のところに板Bを乗せて接着します。ネジを使うとネジの頭が邪魔になって使いもんにならんのでしっかり接着できる木工用ボンドとかG17のような接着剤を使います。
2. 裏へ桟木も接着
板に定規を置いた時に、垂直に合わせられるように裏へ桟木も接着します。ちゃんと垂直じゃないと意味ないのでL字型の直角定規(スコヤ)を使います。桟木はネジ使ってもいいですが、直角出してからしっかりと万力やクランプで固定してネジ止めしないと若干ずれたりするので注意が必要です。
3. 実機で右端をカット
適当に板の上に設置して安全を確保したら、ベースの左端を板Bに沿わせる形で右端をカットしていきます。すると板Aと板Bのオフセットが実機にバッチリ合った75mmとなります。
(※写真は2つ作ったうちの小さい方で、板Bがベニヤ板になっています。)
実際に定規をあてるときには、材料にクランプで固定して使用します。
試しにカット。自重が軽いので、少し浮かせてしまったりしてちょっと断面が曲がることもありますが、慣れてくればかなりキレイに切れるようになります。
とりあえずしまう箱ないのでパッケージの段ボールへ収納。
今後コイツは大活躍するのでした。