このブログは、アイアン鉄脚テーブルのページをよく見ていただいているようなので、テーブル天板の接合に使った自作クランプを紹介することにしました。今やっている工作がなかなか完成せずブログ更新ができないなということで突然思いつきました。
木材同士を接着剤でくっつける場合に密着させた状態で固定するのに便利なクランプですが、さてダイニングテーブルの天板のような大きなものを固定するとなるとホームセンターの品揃えの中でもかなり大きめのものが複数個必要になります。
長尺のクランプは使う頻度が少ないし買うと高いし、ってことで自作することにしたんですが、木工のベテランさんが作ってるようなものは手間もかかるので、テーブルの天板作るのにもってくれればいいやという感じで徹底的にケチって作ることにしました。
で出来上がったのがコレら。大小それぞれ2つで1組で使います。
ひとつあたりの材料は以下です。
- ホームセンターでカットしてもらった時の「ツーバイ材の端材」。3×3×20(cm)ほどのものが2個。
- 「寸切りボルト」と呼ばれる頭のないネジ。6×1000(mm)が2本。
- パッケージで組で売られている「ナット」と「ワッシャー」(14mm)。各4個。
端材はタダ、寸切りボルトはホームセンターで1本100円〜300円程度、ナットとワッシャーも一箱数百円。1000mmの寸切りボルトを使った場合、幅90cm強の天板まで使えます。
作り方は簡単で、端材に穴を2つ開けてボルトを2本通し、両側からワッシャーとナットを装着するだけです。作るための道具は、穴を開けるドリルビット(8mm)と、ナットを締めるスパナが必要です。この辺りの道具もこだわりがなければ100円ショップで揃います。
使い方は少し面倒で、2本のボルトの間に板を入れて、両端から端材で挟み込むようにナットを締め上げて密着させていきます。万力のようなL型(C型)クランプと違って、対象を平面の台に置いたままは使えません。
また、このままでは、それぞれの板の反りや接着面の滑りで接合面がズレる可能性があるので、短いクランプとワンバイ材を使って平らになるようにも押さえつけておきます。長尺であれば3個以上あったほうがよりいいと思います。
とまぁ、接着剤を塗った板の周りでガチャガチャしないといけないのは結構大変なんですが、それでも天板の接合にはすごく役に立ってくれました。たいしてお金もかかってないしかさばるし、で正直今ではちょっと邪魔くさいんですが、いつかまた使うかもと思ったまま捨てれずにいます。
天板を接合してテーブル作ろうって人はあんまいないかもしれませんが、こんなもんでもどなたかのDIYのお役に立てれば幸いです。といってもお金に余裕あるならちゃんとしたクランプ買うのをオススメします、念のため。